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  1. あおい矯正歯科(京都市 四条烏丸)ホーム
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このページでは、患者さまから頂いたご質問とそれについてのお答えを紹介します。

矯正治療は何歳ぐらいから始めるのがいいのでしょうか?

小児矯正(子供の矯正治療)では、噛み合わせの状態によって治療の開始に適した時期は異なります。上下のあごの成長に問題のあるお子さまの場合は、6~12歳ごろまでの早い時期から矯正治療を開始するとあごの成長をコントロールできる可能性があるため、よりよい治療結果が期待できます。なかには乳歯列期の3~6歳から治療を始めたほうがよい場合もあります。しかしあごの成長に特に大きな問題がない場合は、永久歯が生えそろう12歳ごろか、それ以降に治療を開始します。

治療開始に適した時期は、患者さまご自身やご家族の方には判断が難しいと思います。歯並びなどに不安を感じられましたら、一度ご本人さまと一緒にご来院のうえご相談ください。まずは治療が必要なのかどうか、また治療が必要な場合はいつどんな方法で矯正治療を開始すればよいか、ご提案させていただきます。
早い時期から治療を開始すると治療期間が長くなる傾向がありますが、費用のご負担はなるべく増えないように配慮させていただいています。

治療を受けられる年齢に制限(上限)はありますか?

患者さまの歯や歯肉、歯を支える骨に大きな問題がなければ、何歳からでも治療を行なうことができます。虫歯や歯周病がある場合は、まずこれらの治療を依頼することがあります。

治療期間はどれくらいですか?

大人の方の場合、治療期間は通常約2~3年です。部分的な矯正治療を行なう場合や、噛み合わせの問題が軽度である場合は短期間で終了することがあります。子供の時期から治療を開始する場合は、あごの成長や歯の生え変わりにあわせて治療を行なうため、大人よりも治療期間が長くなる傾向があります。

目立たない装置はありますか?

当医院では、歯の表面につける装置(マルチブラケット)はすべて白くて透明なセラミックの装置を使用しています。
より目立たない治療をご希望の場合は、歯の裏側に器具を装着する治療(舌側矯正)を行なうことができます。また、患者さまご自身で取り外すことができる透明のマウスピース型矯正装置を使用した矯正治療(インビザライン、薬機法対象外)も選択することができます(歯並び・噛み合わせの状態によってはマウスピース型矯正装置による矯正治療が適さない場合があります)。

治療せずに放っておくとますます歯並びが悪くなりますか?

一部の例外(歯が生え変わる時期のすきっ歯など)を除いて、一度悪くなった歯並びが何もせずに良くなることはありません。成長期では、成長に伴って不正咬合(悪い歯並び)がさらに強くなることがあります。
成人してからの歯並びは、通常は極端に変化することはありませんが、噛む力や舌・唇に押されることによって歯は生涯を通じてわずかに動き続けることが分かっています。そのため、前歯が前方に傾いている方の場合は、噛む力によって年齢とともにさらに前に倒れてしまうことがあります。

痛みはありますか?

矯正装置を初めて歯に装着してから3~5日間は、硬いものをかんだときなどに歯の根元に痛みを感じられることがあります。また毎回の処置の後も2~3日程度は同じような痛みが生じることがあります(初回と比べて痛みの程度は小さくなります)。痛みには個人差があり治療期間を通してまったく痛みを感じられない方も多いですが、毎回少し痛む方もいらっしゃいます。

これとは別に、装置が頬や唇、舌などにすれて口内炎ができることがあります。歯並びが良くなるにつれて装置がすれにくくなりますが、口内炎ができるときはお薬や装置につける保護材(ワックス)をお渡ししています。

歯を抜くことはありますか?

健康な歯を抜かずに治療できるよう最大限の配慮をいたします。しかしあごの骨の大きさよりも歯のほうが大きく、すべての歯を並べるためにスペースが足りないときは抜歯が必要となります。

健康な歯を抜くなんてもったいない、噛み合わせのためにならないと思われるかも知れません。しかし無理をして歯を抜かずに並べたり、歯列を側方や後方へ過剰に広げようとすると、歯を支える骨から歯がはみ出してしまったり、歯の根が歯肉の外に露出してしまい、結果として多数の歯の寿命を縮めてしまうことがあります。治療直後は問題がなくても、何年も経過してから問題を起こすこともあります (とくに成人では、歯列を広げても骨はほとんど広がらないことが数多くの研究から証明されています)。
無理に並べた歯は角度も正しくないため、噛みあわせの面からも色々な不都合が生じます。抜歯が必要な方にとっては、歯を抜くということは多くの歯を健康的に保つための方法なのです。

また、見た目の観点からも、無理をして抜かずに並べると行き場のない歯が前方に傾くため、口もとのふくらんだ感じがより強くなり、あまり望ましい結果にはなりません。

歯磨きは難しいですか?

歯に装置をつけると、普段よりも時間をかけて丁寧に磨く必要があります。当医院では矯正治療中のブラッシングをマスターしてもらうために歯磨き教室を行なっています。

電動歯ブラシは、歯のすき間や装置の影など普通の歯ブラシでは少し磨きにくい部分を清潔に保たせることができるため、ご使用いただくことを推奨しています。
電動歯ブラシの方式にはいくつかの種類があり、方式によっては器具との相性がありますので、導入をご希望されます場合は一度ご相談ください。

レントゲン写真の撮影は必要ですか?

矯正治療では、あごの骨の中を歯が移動するため、あごの骨や歯の根がどのような状態であるかを詳細に把握しておく必要があります。また不正咬合(悪い歯並び)を引き起こしている原因が、あごの骨の位置のずれや大きさの問題である場合も多く、こういったことを調べるためにはレントゲン撮影が不可欠です。

当医院では、撮影による体への影響が非常に小さいデジタルレントゲン・CT撮影装置を導入しています。

●矯正歯科治療にともなう一般的なリスク・副作用
  1. ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  2. ・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
  3. ・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年(通院回数:18回~36回程度)を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年(通院回数:12回~24回程度)、永久歯がすべて生えそろった後に行なう第2期治療で1~2年半(通院回数:12回~18回程度)を要することがあります。
  4. ・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
  5. ・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  6. ・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
  7. ・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
  8. ・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  9. ・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
  10. ・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
  11. ・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  12. ・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
  13. ・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
  14. ・矯正装置を誤飲する可能性があります。
  15. ・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
  16. ・装置を外した後、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  17. ・装置を外した後、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
  18. ・顎の成長発育により、噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  19. ・治療後に親知らずが生えて、歯列に凹凸が生じる可能性があります。
  20. ・加齢や歯周病などにより歯を支える骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
  21. ・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
●マウスピース型装置「インビザライン」による治療のリスク・副作用
  1. ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  2. ・正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
  3. ・ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
  4. ・症状によっては、マウスピース型装置で治療できないことがあります。
  5. ・お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
  6. ・装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
  7. ・治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  8. ・食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
  9. ・治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
  10. ・お口の状態によっては、マウスピース型装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
  11. ・治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
  12. ・インビザラインは薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。
●薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について

当院でご提供している「マウスピース型装置(インビザライン)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。

○未承認医療機器に該当

薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年8月29日最終確認)。

○入手経路等

インビザライン・ジャパン株式会社より入手しています。

○国内の承認医療機器等の有無

国内では、インビザラインと同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年8月29日最終確認)。

○諸外国における安全性等にかかわる情報

現在世界100カ国以上で提供され、これまでに900万人を超える患者さまが治療を受けられています(2020年10月時点)。情報が不足しているため、ここではインビザラインの諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
なお、日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。

●口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」のリスク・副作用
  1. ・薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器であり、マウスピース型装置(インビザライン)による治療を行なう工程で使用する機器となります。
  2. ・iTero(3D口腔内スキャナー)を使用して行なうマウスピース型装置(インビザライン)による治療は、自費診療(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。
  3. ・印象剤を使用した従来の印象採得に比べ、印象採得時の不快感は大幅に軽減されますが、お口の中にスキャナーが入るため、ごくまれに多少の不快感を覚えることがあります。