矯正治療とは

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矯正治療とは

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  1. あおい矯正歯科(京都市 四条烏丸)ホーム
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矯正治療とは

矯正治療とは

矯正治療とは、自分自身の歯を動かすことによって歯並びと噛み合わせを改善する治療です。審美歯科治療で行なう「差し歯」や「ブリッジ」のように、歯を削ったり人工物をかぶせたりすることで見た目を変えるのではなく、新陳代謝の仕組みを応用して歯の場所を変えることでよい歯並びにします。
矯正治療は、歯並びの改善と歯の病気の予防のために、19世紀半ばからヨーロッパで広く行なわれるようになり、今では世界中で多くの人々が矯正治療を受けるようになりました。
矯正治療で得られる美しい歯並びと口元は、笑顔に自信がもてるようになるだけでなく、ほかの人に「知的」で「優しい」という印象を与える効果もあることが研究によってわかっています。
また、歯並びがよくなると歯磨きの効果が高まるため、歯の健康を維持しやすくなります。噛み合わせの重要な機能が改善され、食べものを噛みくだく能力、飲みこむ能力、発音の機能、集中力などが改善される場合もあります。
このように、矯正治療は心身ともに豊かにする治療と考えられています。

小児矯正

小児矯正

永久歯が生え揃うまでの時期に行なう矯正治療です。主に、あごの成長発育や、前歯・奥歯の生え方をコントロールすることにより、成長を利用した歯並びの改善を行ないます。
この時期の治療では、噛み合わせの状態や歯列の発育に応じて、床矯正装置(プレート)、固定式装置(リンガルアーチ)、拡大装置、ヘッドギア、マルチブラケットなどを使い分けます。装置の種類によっては、取り外しが可能なものもあります。
固定式の装置をつける場合、虫歯予防のためにしっかり歯磨きをすることが欠かせません。そのため当医院では、定期的に歯磨き教室を開催しています。
小児矯正は第一期治療とも呼ばれます。この時期に治すことができない問題(歯のサイズが大きすぎる、あごの成長量が多すぎるなど)がある場合は、中学生以降の治療(第二期治療)が必要となります。

成人矯正(大人のための矯正)

成人矯正(大人のための矯正)

永久歯が生え揃った中学生以降の方や、大人の方に行なう矯正治療です。白くて透明なセラミックで作られた「ブラケット」という装置を、歯の表面に装着して治療します。ブラケットは、矯正治療で使用する装置の中では歯をコントロールする能力がもっとも優れているため、出っ歯・受け口・歯並びのガタガタ・八重歯など、あらゆる不正咬合(歯並び・噛み合わせに問題があること)の治療に使用することができます。
大人になると歯並びだけでなく、顔立ちなど審美面も気にされる方が増えてきます。大人矯正では歯並びをきれいにすることはもちろん、結果的にフェイスラインも整い、口元のバランスがよくなることが期待できます。また、歯と歯肉のアンチ・エイジングも期待できます。

歯の裏側からのリンガル矯正

歯の裏側からのリンガル矯正

歯の裏側に装置をつけて歯を動かす「舌側矯正」「リンガル矯正」と呼ばれる治療です。外からは装置がほぼ見えません。
ほかの人に見えづらいため視線を気にしなくてもよくなります。また、歯の裏側はだ液が循環するため虫歯になりづらいという利点もあります。
歯の表側に装着するブラケットと同様に、ほとんどの方に適用することができます。
ただし歯の裏側の形は個人差が大きく、舌側矯正を行なう場合は装置をオーダーメイドで用意する必要があります。そのために通常の矯正治療と比べて費用が高額になります。

マウスピース型矯正装置による矯正治療(インビザライン、薬機法対象外)

マウスピース型矯正装置による矯正治療(インビザライン、薬機法対象外)

患者さまが自分で取り外しできる透明のマウスピース型矯正装置を使用して、歯並びを改善させる治療です。装置をつけていても、外からはほとんどわかりません。使用するマウスピース型矯正装置(アライナー)の種類は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)、薬機法対象・マウスピース型矯正装置(アソアライナー)となります。
歯並びや噛み合わせの状態によっては、マウスピース型矯正装置のみでは十分な治療を行なえないことがあります。そのような場合は、歯に固定する補助的な装置を一定期間併用する必要があります。
また、噛み合わせの種類によっては、マウスピース型矯正装置による矯正治療が適さない場合があります。慎重に確認・検討をする必要がありますので、マウスピース型矯正装置による矯正治療を希望される方は矯正相談時にお知らせください。

歯科矯正用アンカースクリュー

歯科矯正用アンカースクリュー

多くの歯が失われている方や、上下の歯列の噛み合わせに大きな問題がある方は、そのままでは適切な位置に歯を動かすことができないことがあります。このような場合は歯科矯正用アンカースクリューを補助的に使用することで、噛み合わせの改善が可能となります(歯科矯正用アンカースクリューを使用する場合は外科処置が必要です)。
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療は、歯を人工歯根(インプラント)で引っ張ることで、安定して歯を移動。治療期間を従来より短縮することが見込まれます。前歯や八重歯など、場合によってはバランスを崩している歯も、歯科矯正用アンカースクリューの矯正によってきれいな歯並びにすることが可能となります。

セルフライゲーション

セルフライゲーション

セルフライゲーションシステムとは、装置内部の摩擦を減らした特殊なブラケット装置を使用することで、歯の移動をスムーズにしたり、矯正治療中の歯の痛みを起こりにくくさせる治療法です。そのほか、歯肉が下がるリスクの軽減、歯の移動のスピードを速める、ワイヤーの着脱の簡略化による治療時間の短縮など、さまざまなメリットがあります。当医院では、ほとんどの患者さまにセルフライゲーションシステムによる治療を適用しています。
セルフライゲーションブラケットは、新聞やテレビなどのメディアではセルフライゲーションブラケット装置(クリッピー)、セルフライゲーションブラケット装置(デーモンシステム)などの商標名で呼ばれることがあります。

外科矯正

外科矯正

上下のあごの成長に著しい不調和がある方や、噛み合わせに非常に大きな問題のある方は、手術によってあごの骨の位置を変えないと、矯正治療ができない場合があります。このような状態を顎変形症と呼びます。
歯列矯正と、あごの骨に対する外科手術とを組み合わせることによって、噛み合わせの改善を行なうことが可能となります。外科矯正は京都大学附属病院歯科口腔外科、洛和会音羽病院歯科口腔外科などと連携して行ないます。また外科手術が必要な症例では、矯正治療についても健康保険を適用することができます。
顎変形症以外では、厚生労働大臣の指定する疾患(口唇・口蓋裂、ダウン症候群など)に対しても保険診療を行なうことができます。

●矯正歯科治療にともなう一般的なリスク・副作用
  1. ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  2. ・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
  3. ・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年(通院回数:18回~36回程度)を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年(通院回数:12回~24回程度)、永久歯がすべて生えそろった後に行なう第2期治療で1~2年半(通院回数:12回~18回程度)を要することがあります。
  4. ・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
  5. ・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  6. ・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
  7. ・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
  8. ・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  9. ・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
  10. ・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
  11. ・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  12. ・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
  13. ・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
  14. ・矯正装置を誤飲する可能性があります。
  15. ・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
  16. ・装置を外した後、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  17. ・装置を外した後、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
  18. ・顎の成長発育により、噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  19. ・治療後に親知らずが生えて、歯列に凹凸が生じる可能性があります。
  20. ・加齢や歯周病などにより歯を支える骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
  21. ・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
●マウスピース型装置「インビザライン」による治療のリスク・副作用
  1. ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  2. ・正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
  3. ・ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
  4. ・症状によっては、マウスピース型装置で治療できないことがあります。
  5. ・お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
  6. ・装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
  7. ・治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  8. ・食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
  9. ・治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
  10. ・お口の状態によっては、マウスピース型装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
  11. ・治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
  12. ・インビザラインは薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。
●薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について

当院でご提供している「マウスピース型装置(インビザライン)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。

○未承認医療機器に該当

薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年8月29日最終確認)。

○入手経路等

インビザライン・ジャパン株式会社より入手しています。

○国内の承認医療機器等の有無

国内では、インビザラインと同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年8月29日最終確認)。

○諸外国における安全性等にかかわる情報

現在世界100カ国以上で提供され、これまでに900万人を超える患者さまが治療を受けられています(2020年10月時点)。情報が不足しているため、ここではインビザラインの諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
なお、日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。

●口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」のリスク・副作用
  1. ・薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器であり、マウスピース型装置(インビザライン)による治療を行なう工程で使用する機器となります。
  2. ・iTero(3D口腔内スキャナー)を使用して行なうマウスピース型装置(インビザライン)による治療は、自費診療(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。
  3. ・印象剤を使用した従来の印象採得に比べ、印象採得時の不快感は大幅に軽減されますが、お口の中にスキャナーが入るため、ごくまれに多少の不快感を覚えることがあります。